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2024.08.06
指先が反ってしまう事の要因と対策
埼玉県川口市のピアノ教室、清水ピアノスクールの清水信守です♪
ピアノを習ってるお子さんの指先がしっかりせず、反ってしまう事にお悩みの親御さんは多いかと思います。
実は子どもの指の関節は大人に比べると骨自体がもろく、また関節と関節の間に隙間ができている事が多いです。
もちろん成長するにつれて骨はしっかりしていきますし、関節と関節の間もしっかり繋がるようになりますが、小さい頃に指先が反ってしまうのは仕方のない事とも言えます。
そして子どもの内の骨の強さや関節と関節の間の離れ具合も個人差があり、小さい内でもとてもしっかりした子もいます。
思うに子どものコンクールでしっかりした音でホールを響かせられるような子が、これに当てはまるかと思います。
また欧米人は日本人に比べて小さい頃から骨がしっかりしてる子が多く、私が学んだフランスでは大人顔負けの立派な手の持ち主の子どもがたくさんいました。
小さい頃に手の骨や関節がしっかりしていない場合は、いくつか選択肢があるかと思います。
一つは手の成長を待って小さい内はあまり無理をさせない、二つは指先を丸めて力を入れて関節を固定化させて弾く、といった感じです。
私はどちらにしても正解は無いと思っています。
一つ目の場合は無理なくピアノを続けることができますが、小さい内はコンクールや発表会で選曲に気を遣う必要がありますし、また大ホールを響かせるのが難しいため、どうしてもコンクールでは不利になります。
二つ目は小さい内からしっかりした音量で弾くことができ、音量の面でコンクールでは有利になりますが、どうしても指に力が入ってしまうため、変な癖がつきその後に悪い影響が出る可能性があります。
ただ、一つ目の場合でも指に力を入れることなく、ある程度関節をしっかりとさせられるトレーニング法を私はいくつか知っており、実際に効果を上げています。
トレーニング法に関してはレッスンにてお伝えしたいと思います笑
体験レッスンのお申し込みはこちらより承っております♪
レッスンでは指先が反ってしまうのをある程度防げるトレーニング法もお伝えしています♪
2024.08.05
脱力と耳
埼玉県川口市のピアノ教室、清水ピアノスクールの清水信守です♪
脱力に関して案外見過ごされがちなのが「耳」の存在です。
耳は言うまでもなく、ピアノを弾く上でとても大切です。
ピアノを弾く際は耳を研ぎ澄ませ、自分の音を注意深く聴く必要がありますが、これは脱力にも繋がる事です。
まずピアノを弾く際は指に力を入れる必要がありますが、入れっぱなしではだめで、次の音に向かうために力を抜く必要があります。
この力を抜くタイミングを司るのが耳です。
耳で自分の音をよく聴き、音が鳴った瞬間に力を抜く。
これこそが脱力の基本であり、最も重要な事だと思います。
そしてこのタイミングや力の抜き加減もとても大事で、長く音を伸ばす和音を弾く際は音が鳴った瞬間に完全に力を抜いてしまうと、当然指が鍵盤から離れて音が途絶えてしまいます。
また、力が抜くタイミングが遅れたり、抜き加減が不十分だと、次への動きが阻害されます。
このタイミングを自分の意のままに操り、難曲を華麗に弾きこなすためには、普段の練習での耳の使い方がとても大事ですし、私自身も日々のレッスンにおいて特に重要視している事の一つです。
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レッスンではここでは書ききれない、脱力のための耳の使い方を学ぶことができます♪
2024.08.04
ツェルニーの演奏動画です♪
埼玉県川口市のピアノ教室、清水ピアノスクールの清水信守です♪
少し前のものになりますが、ツェルニー40番練習曲より第3番,第5番の演奏動画です!
ご覧頂けますと嬉しいです♪
ついでにチャンネル登録もして頂けますと、もっと嬉しいです笑
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2024.08.03
脱力と手の大きさ
埼玉県川口市のピアノ教室、清水ピアノスクールの清水信守です♪
脱力と手の大きさは密接に関係しています。
まずピアノという楽器は手の大きい人の方が有利です。
手の大きい人が楽々とオクターブを押さえられるのに対して、手の小さい人は手を目いっぱい広げる必要があります。
実は手を目いっぱい広げるという事が、力が入ってしまったり腕や手が固くなる大きな要因の一つです。
指はそれぞれ独立していてとても良く動くのに、手を拡げてオクターブや和音を弾こうとすると力が入ってしまい、途端に動きが悪くなってしまう人を私は何人も見てきました。
手が小さいという事は、ピアノを弾く上では残念ながらハンデの一つになりがちですが、それでもあるものが身に付いていればそれを克服できます。
それは柔軟性です。
私の生徒でも手がかなり小さいにも関わらず、柔軟性があるおかげで難曲を弾きこなせる子がいます。
柔軟性があれば手も広がりやすいですし、固くなるという事も避けやすくなります。
この柔軟性に関しても手の大きさ同様、生まれつきの要素が大きいです。
ですがストレッチを毎日丹念に行う事で、後天的に柔軟性を身に付けることができます。
世界的ピアニストのアリシア・デ・ラローチャはかなり小さい手の持ち主ですが、毎朝手のストレッチを1時間行う事で、ラフマニノフのピアノ協奏曲3番のような超難曲も華麗に弾きこなす事ができたそうです。
そして、こちらのストレッチを私自身も毎日実践していますし、生徒にもレッスン内で取り組んでもらっています。
おかげで私も生徒もだいぶ手の柔軟性が身に付いてきましたが、ストレッチの方法に関してはぜひレッスンでお伝えしたいと思います笑
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レッスンでは、手の小ささを克服できるストレッチの方法もお伝えしています♪
2024.08.02
脱力のコツ~指を横に動かす~
埼玉県川口市のピアノ教室、清水ピアノスクールの清水信守です♪
前回の続きになりますが、今日も脱力について少し書きたいと思います。
指を一本ずつ独立して動かすという感覚が身に付いたら、これで脱力してピアノが弾ける!というわけには残念ながらいきません。
と言いますのもこれだけではまだ不十分で、もっと言うとスタート地点に立っただけに過ぎません。
ピアノのテクニックは単に指を下におろすだけでなく、スケールやアルペジオなど指や腕を横に動かしたりと多岐に渡ります。
指を下におろすだけならそうでもないのに、スケールやアルペジオなどの横の動作の際に、手や腕に力が入ってしまう子が多いことに気付きました。
まずスケールだと親指を横に動かす(くぐらせる)という動きが必要不可欠ですが、この際に親指に力が入り、それがそのままになってしまい、その後の動作に支障をきたす場合が多いです。
そしてアルペジオはスケールよりも更に指を横に動かす動作が必要となりますが、これは言い変えると手を拡げるということにもなりますが、この手を拡げる際に力が入ってしまう子は本当に多いです。
対処法としては、これもまた一旦ピアノから離れて、例えば手のひらを下にして手を太ももの上に乗せて、そこで指を一本ずつ横に動かすというトレーニングに取り組んでもらいます。
これは子どもによっては指を下におろす以上に難しく、最初はほとんど全く動かない子もいます。
ですが根気強く取り組んでいくと下におろす事と同様に、指を一本ずつ独立して横に動かせるようになります。
その後にスケールやアルペジオをゆっくりと弾いてもらうと、かなり弾き方が変わってきて、だいぶ弾きやすくなることが実感できます。
改めて思うのは、ピアノの指の動きというのは日常生活とはかけ離れた独特のものという事です。
人間の手は主に物を掴むために発達してきました。
物を掴む場合は全ての指に力を入れて一緒に動かしますが、これはピアノとは相容れない動作です。
ピアノを脱力して弾くためには、ピアノのための指や腕の動きを習得する必要があり、そのためには一旦ピアノから離れるという事も必要になる場合もあるかと思います。
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レッスンではブログには書ききれない、ピアノの上達法や脱力のコツやトレーニングに関してもたくさんお伝えしています!