ブログ

2021.01.07

嬉しかったこと

 別ブログ(アメブロ)にて、ピアノと脳の関係と、それが元で生み出される癖について書きました。

ご覧頂けましたら幸いです。

さて先日とある大学生の方にレッスンを行いました。

この方は実は音楽大学に通っているのですが、先ほどの私の別ブログを見て連絡を下さり、レッスンに通って下さることになりました。

彼はオクターブの奏法に悩みを抱えていまして、その改善のために何回かレッスンを行いましたが、先日オクターブを弾くのがだいぶ楽になったと言って下さり私自身も非常に嬉しい気持ちになりました。(※ちなみにこのブログの内容は大学生の方より許可を得て書いています。)

その際に「なんで先生はそんなに色々なピアノの悩みを解決できるのですか?」と尋ねられました。

その方にもお伝えしましたが一言でいうと「ピアノが下手」だったからです。

私自身は元々はピアノがかなり下手でしたが、下手なりに様々な先生から学び、教えを実践し、上手い人がいれば話を聞いたり、そして様々なピアニストを観察し研究することで、今ではこのくらいは弾けるようになりました。

この一連の学びや観察、研究が今の指導の際に大いに役に立っています。

ピアノというのはもちろんある程度の努力は必要となりますが、本来はとても楽に弾くことができます。

一生懸命練習しているにも関わらず上達しない人というのは、残念ながら努力の方向性がずれているということになります。

ピアノの悩みを抱えている方の努力を正しい方向へと導き、そしてどんどん上達し、楽に弾けるようになる手伝いができたらと思っております。

2021.01.06

3度の重音を上手く弾くには

 ピアノでの3度の重音奏法に、苦手意識を持っている方は結構多いかと思います。

思うに重音奏法が上手くいかない一番の要因として、「脱力」の不十分さが挙げられると思います。

例えば親指と中指でドミ、人差し指と薬指でレファを交互に弾くとします。

これを素早く行うためには、親指と中指でドミと弾いた後に、人差し指と薬指でレファと弾く際に、親指と中指の脱力が完全にできていなければいけません。

親指と中指に力が入り固くなっていたら当然レファの後にドミを素早く弾くことができませんし、言い換えると3度の重音奏法を素早く行うためには、弾くことと脱力することをそれぞれの指で交互に素早く行う必要があります。

この複雑な指の動きの習得のカギを握るのが、「ポリフォニー」だと思います。

まずピアノにおける「ポリフォニー」とは、バッハのように複数の独立した声部からなる音楽のことですが、例えば3度の重音奏法も上と下を分けて考えると、ポリフォニーと言えなくも無いと思います。

そして先ほども述べましたが、3度の重音奏法においては指の十分な脱力が必要不可欠です。

指の脱力に関しては、バッハのようなポリフォニー音楽に取り組むことで学び習得できます。

例えばバッハでよく見られる、親指で鍵盤を押さえて他の指でメロディーを弾くような場合は、親指を固くして鍵盤を押さえつけると当然他の指の動きにも悪影響がでますし、何より美しい音楽を奏でることができません。

つまりバッハを美しく演奏するために、それぞれの指の脱力を意識して注意深く練習をすることが、3度の重音奏法を上手く弾くための下地を作ることになるかと思います。

もっと言うとバッハに取り組む前の、ピアノを始めたばかりの頃から脱力に気を付ける必要があると思います。

この頃から指を固くして押さえつけるようにピアノを弾いていたのであれば、バッハを弾くことも後の重音奏法においても困難を極めることは間違いありません。

幼少期からのピアノに対する取り組み方というのが何より重要となりますが、ある程度年齢が上がってから自身の癖や問題点に気付いたからといって、決して悲観することはないと思います。

自分の話と演奏で恐縮ですが、私自身も苦労の末に重音奏法を克服し、今ではこのシューマンのトッカータのような重音奏法が頻出する曲も問題なく弾けるようになりました。

自分自身で問題意識を持つことができたならば、それをきっかけに癖や問題点を解決することで更なる上達が見込めますし、その後のピアノに対する取り組み方も必ず良い方向に変化すると思っています。

3度の重音奏法だけでなく、ピアノにおける問題解決のお手伝いができたらと思っております。

2021.01.01

新年のご挨拶

 明けましておめでとうございます。

昨年はコロナ禍で大変な一年になってしまいましたが、特に体調を崩すことなく無事に新年を迎えることができました。

大変な状況の中通って下さる生徒とそのご家族、そして今この瞬間もコロナと戦っている医療従事者の皆様方に心からの感謝を申し上げます。

さて昨年末に新たにエクセレントコースを開講しました。

こちらのエクセレントコースですが、既にピアノを習われている方や経験者向けのレッスンと考えて差し支えありません。

私自身のピアノとピアノの指導に対する様々な思いから、この度開講するに至りました。

まず本来ピアノというものはとても楽に弾くことができます。

脱力し体の不必要な力を使わず必要な部分を適切に使うことができれば、ある程度の難曲も疲れたりテンポが落ちることなく弾ききることができます。

しかしながら体や腕をガチガチに固くしたり、強い音を出そうとするあまり指を鍵盤に押し付けるように弾いたりと、とても苦労しながら不自然で非合理的な弾き方でピアノを演奏する子ども達が非常に多く見受けられます。

これは自然で合理的なテクニックを身に付ける前に、大きな音が求められる大ホールでの発表会や、コンクールに参加することの弊害によるものです。

手っ取り早く強い音をだそうと指先を固めたり、ただ闇雲に速く弾くために体や腕に力が入り固くなってしまうことに目をつぶったり・・・このように間違ったピアノの指導の例は枚挙にいとまがありません。

私が今教えている生徒で、このように体や腕に余計な力を入れて弾いている子は一人もおらず、皆自然で伸びやかに脱力してピアノを弾いています。

エクセレントコースはもっとピアノを楽に弾きたい、そして今より上手くなりたいと考えている子ども達を助けるために生まれました。

どうかお気軽に体験レッスンのお問い合わせをして頂けたらと思っております。

※エクセレントコースの体験レッスンの申し込みはHP内のお問い合わせよりお願いいたします。

またその際エクセレントコースの体験レッスンを希望される旨をお書き添えお願いいたします。

お手数をおかけしますが、どうかよろしくお願いします。

2020.12.31

コロナ等の感染症対策に関して

 現在コロナ等の感染症対策のため、生徒と私の距離を3メートル以上離した上で、レッスンを行っております。(レッスン室は広く、最大で4メートル程度距離を開けることが可能です。)

レッスン中に生徒の楽譜を指し示すといった場合にも2メートル近く伸びる指示棒を使用し、ソーシャルディスタンスを徹底いたします。

また生徒が弾くためのとは別に私がお手本を見せるためのピアノも設置し、ピアノの共有も決してありません。

またレッスン前の手洗いと、レッスン中のマスク着用をお願いしております。(講師も同様です。)

またレッスン前後の換気と椅子と鍵盤部分の除菌も行います。

そして何よりも私自身に関してですが2020年は一度も外食をしていませんし、3月以降はほとんど外出すらしておりません。(2020年12月現在も同様です。)

これに関しては、私自身が徹底した感染症対策をとることが、生徒の命と健康を守るという考えに基いております。(皆さまに自粛の要請をするわけではありませんのでご安心ください。)

ご不便をおかけしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。

2020.12.28

脱力して指を動かす

 前回、「指先を丸めたり、関節を固めたりすること」を間違った指導法として挙げました。

ただそうは言うものの、手から指先にかけてのどこかに支えを作らなければ、しっかりとした音を出すことはできません。

個人的には大きく分けて2種類の方法があると考えています。

一つが指の関節を支えとする方法で、もう一つが手の筋肉を利用して指に支えを作る方法です。

この内の後者に関しては、いわゆる「ロシア奏法」と言われるものに属しますし、私も以前この奏法に近いものを学び自分の演奏にも取り入れていますが、個人的な体感としましてはまずは前者の指の関節を支えとする奏法を一度は学ぶべきと考えています。

ちなみに手の筋肉を利用して支えを作る方法に関しては、こちらの演奏が参考になるかと思います。(私が昔フランスでレッスンを受けていました先生の演奏です。)

さて、指の関節を支えとする方法ですが簡単に説明しますと、完全に脱力した状態で手を鍵盤の上に置き、打鍵をする瞬間のみ関節に意識を働かせ支えを作ります。

こうすることで、指を動かし鍵盤に指先が触れるまでは脱力しているので、速く指を動かすことができます。

私の演奏で恐縮ですが、このショパンのエチュードop10-1のような指を縦横の両方向に素早く動かす必要がある曲では、指に力が入ってしまうと速く弾くことは到底不可能ですし、何より疲れてしまい最後までたどり着くことができません。

レッスンではこのように完全に脱力して指を動かし、打鍵をする瞬間のみに関節を支えとする方法も分かりやすく指導いたします。

※エクセレントコースの体験レッスンの申し込みはHP内のお問い合わせよりお願いいたします。

またその際エクセレントコースの体験レッスンを希望される旨をお書き添えお願いいたします。

お手数をおかけしますが、どうかよろしくお願いします。

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