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日々思うこと

2025.01.25

ピアノのコンクールで合格しやすい人の特徴8つ

ピアノのコンクールで合格しやすい人には、いくつかの共通する特徴があります。


ただし、これは一般的な傾向であり、必ずしもすべてに当てはまるわけではありません。

1. 技術力の高さ

正確な演奏ができること(リズム、音程、タッチ)。
難易度の高い楽曲をミスなく弾ける技術。
速いパッセージや複雑な指使いにも対応できる手指の器用さ。

2. 音楽的表現力

曲の背景や感情を理解し、それを音で表現できる力。
ダイナミクス(音の強弱)やフレージング(音楽のまとまり)を巧みに表現できること。

3. 集中力と精神力

長時間練習を継続できる集中力。
本番のプレッシャーに負けずに実力を発揮できる精神的な強さ。

4. 指導者との相性

その方に合う指導者から、適切な指導を受けていること。
アドバイスを素直に受け入れ、改善できる柔軟性。

5. 家庭環境

お子さんの場合、保護者
が子供の練習をサポートし、必要な環境(ピアノや練習時間)を整えていること。
精神的な応援や練習の励ましがあること。

6. ステージでの表現力

見た目や姿勢、手の動きに美しさがあり、審査員や観客に好印象を与えられること。
舞台で、練習と同じように演奏できるパフォーマンス力。

7. 適切な準備と計画

コンクールに向けた計画的な練習スケジュールをこなしていること。
適切な曲選びや曲の深い理解を持っていること。
この項目に関しては、指導者と一緒にやるところですね!

8. 自己分析力

自分の演奏を録音して聞き、改善点を見つけられる能力。


あくまで一般的なことを並べてみました。
今回の項目に当てはまらない部分があっても、努力次第で磨かれるものが多いです。
また、当てはまらない項目が多くても、審査員との相性が良くて通ることもありえます。

とても大切なことですが、コンクールの結果が良くても悪くても、その日の結果でしかありません。

1つの曲を完成に近い状態まで仕上げる…それまでの努力こそがコンクールの意義だと私は考えています♪

2024.09.17

長い目で見る

 埼玉県川口市のピアノ教室、清水ピアノスクールの清水信守です♪

子ども達を教える際に一番大切なことは「長い目で見る」に尽きると思います。

もちろん日々のレッスンでは、今取り組んでいる曲の完成やピアノの上達に向けて、精一杯指導します。

ただ、子ども達にとっては難しく、どうしてもできないということも多々あります。

その場合は一旦その課題から離れるということも選択肢の一つです。

勉強やスポーツと同じようにピアノも「時が解決する」ということが結構あります。

例えばオクターブや幅広の和音が多く出てくる曲は、手が大きくなってから取り組むべきだと思いますし、小さい内に無理に取り組んで変な癖がついたり、手を痛めてしまった子も実際に知っています。

ピアノの上達には長く継続する事が必要不可欠ですが、そのためには過度に無理をしない、させないという事が最も大切だと思います。

2024.09.14

音楽理論について

 埼玉県川口市のピアノ教室、清水ピアノスクールの清水信守です♪

音楽理論はピアノを弾く上でもとても大切ですが、残念ながら後回しにされがちです。

私としては素晴らしい感性に恵まれているのでしたら、音楽理論の知識が無くても良い演奏にはなるとは思っています。

ただそうでない場合や、演奏により説得力を加えたいのでしたら、音楽理論の知識はやっぱり身に付けた方が良いです。

さて音楽理論ですが、ピアノを弾く上では作曲家並みの知識や実践力を持つ必要はありません。

もちろん豊富な知識があるに越したことはありませんが、それこそ作曲家と同じレベルの知識量と実践力を得ようとすると、膨大な年月がかかってしまいますし、学んでいる間はピアノの練習にも支障が出るかと思います。

なので、まずは必要最低限の知識を学ぶ事を目標にすると、無理なく取り組めます。

私としては、今弾いている楽曲が何調であるか、また曲中で何調に転調したかは最低限分かる必要があると思います。

その上で、使われている和音の種類、カデンツや終止形の種類が分かれば尚良いですし、加えて非和声音の知識があれば十分だと思います。

そして様々な楽曲の形式についての知識を身に付けた上で、ソナタ形式についてを徹底的に学ぶと良いです。

これらは頑張れば1年程度で学ぶ事ができます。

もちろんこれ以外にも音楽理論にはより踏み込んだ和声法や対位法、そして様式など様々なものがありますが、これらは長い年月をかけて徐々に身に付けていくものだと思います。

そしてピアノを弾く上では、ただ単に知識としてではなく楽曲の中で学ぶのがベターですし、そうでなければせっかく身に付けた音楽理論も中々ピアノの演奏に生かす事ができません。

音楽理論をただ単に知識として捉えるならば無味乾燥なものになりがちですが、そこには演奏に説得力を増したり、独創的な音楽表現のためのヒントがたくさんあります。

日々のレッスンでは生徒達がなるべく興味を持って音楽理論に触れられるよう、工夫を凝らしています♪

2024.07.29

ピアノに向いている人

 埼玉県川口市のピアノ教室、清水ピアノスクールの清水信守です♪

よく「ピアノに向いている人」というのが、ピアノ関連のブログやSNSで話題になることがあります。

ある方は「性格」、ある方は「才能」、またある方は「体格」等、皆さん様々な要素を挙げられます。

しかし私は、これこそが最も「ピアノに向いている人」と断言できるものが一つあります。

それは、「ピアノが好きである」という事ですし、これに勝るものは無いと思っています!以上!!

・・・と乱暴に締めるわけにも訳にもいかないので笑、私なりに「どうやったらピアノが好きになるか?」、という事について少し書きたいと思います。

私自身は6歳の頃にピアノを始めましたが、本当に好きになったのはおそらく中学三年生くらいの頃だと思います。

それまではどちらかと言うと「習わされている」という感じでしたが、ようやくこの頃から自分自身で能動的に練習できるようになりました。

さて、私自身がピアノを好きになった理由についてですが、いくつか思い当たるものはありますが、実は明確な理由はないかもしれません笑

これは結構ピアニストあるあるで、かの世界的ピアニストのマレイ・ペライア氏も同様の事をインタビューで述べられていました。

ピアノを自分から習いたいと言う子は少数派だと思います。

やはり始めるきっかけは親御さんのご希望や勧めというのが大きいと思います。

そうして習うようになったピアノも、レッスンを受けて地道に練習を続けるうちに上達し、発表会やコンクールで良い演奏ができたり、また家族や身近な人が演奏を聴き喜ぶ、といった体験が積み重なって自然と好きになっていくのだと思います。

例えば小中学生の音楽会や合唱コンクールの伴奏もその一つだと思います。

私自身も毎年必ず何かしらの伴奏を引き受けていましたが、その度に友達や先生方からお褒めの言葉を頂くのがとても嬉しかったですし、それもあって間違いなく続けられたと思っています。

なので私は生徒達には音楽会や合唱コンクールの伴奏は立候補するように勧めますし、その楽譜をレッスンに持ってきたら喜んで見ますし、オーディションに受かったり弾けるようになるよう、レッスンも精一杯頑張ります。

生徒達が少しでも長くピアノを続けて、いつの日か好きになることを願ってやみませんし、これからも引き続き毎日のレッスンを頑張ります。

体験レッスンのお申し込みは、こちらより承っております♪

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