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2025.01.28

ピアノで指が早く動かない時には?2

川口市のピアノ教室、清水ピアノスクールの清水信守です♪

ピアノで指を早く動かすには、練習が全てです!

といっても、ただ長時間練習をするだけでは、指や手首を痛める原因になりますから
効果的な練習方法を取り入れることが重要です。

今回は、演奏技術を向上させるための具体的な方法を詳しく解説します。


1. ゆっくりと練習する

まず、曲や練習フレーズをゆっくりと正確に弾くことを心がけましょう。

速く弾こうとすると、ミスが癖になるだけでなく、間違った指の動きや
変な力が入ることが癖になってしまう可能性があります。

最初はテンポを落とし、音の並びや指使いを正確に覚えましょう。
とにかく、正しいフォームを体に覚えさせることが大切です。

この時、メトロノームを使ってみましょう。
最初は、遅すぎるくらいゆっくりで構いません。
絶対に間違えないテンポで弾きましょう!

慣れてきたら少しずつ(1~5くらい)テンポを上げ、最終的に目標の速度で正確に
弾けるように練習を進めていきましょう。

2. スケールやアルペジオの練習

スケール(音階)やアルペジオ(分散和音)は、演奏の基礎力を向上させるために欠かせない練習です。
これらを練習することで、指の動きが滑らかになり、様々な曲に対応できる柔軟性を身につけることができます。

特に、複数のキー(調性)でスケールやアルペジオを練習することが重要です。
これにより、異なるポジションや指使いを効率的に学び、幅広い曲に対応できる基礎力を養えます。

また、スケール練習では音の粒を揃えることを意識し、
各音が均等な強さとタイミングで鳴るように練習することで、音のクオリティも向上します。

3. 独立した指の練習

すべての指を自由に独立して動かせることも、演奏技術を向上させるうえで欠かせません。
指の独立性を高める練習を取り入れることで、難しいパッセージもスムーズに弾けるようになります。

具体的には、ハノンやチェルニーなどの練習曲が効果的です。
これらのエクササイズは、特定の指を集中的に鍛えられるように設計されており、
指ごとの動きのバランスや筋力を整えるのに役立ちます。

この時に注意するべきなのは
「弾いている指以外に力が入っていない」
かどうかの確認ですね。

また、特定のパターンを繰り返す練習も効果的です。
例えば、片手だけでスケールを弾く、トリル練習を行うなどですね。


これらの練習方法を取り入れることで、基礎力を磨きながら演奏の質を向上させることができます。
一つ一つの練習にしっかりと目的を持ち、正確にやることを重視して取り組むことで、
短期間でも大きな進歩が期待できるでしょう。

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