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2024.09.11

トリルについて

 埼玉県川口市のピアノ教室、清水ピアノスクールの清水信守です♪

トリルはピアノの重要なテクニックの一つですが、鮮やかに弾きこなすのは難しいことだと思います。

短いトリル、長いトリルの両方にそれぞれ共通する難しさ、または別の難しさがあります。

短いトリル、長いトリルを弾きこなすために重要なこととしては、やはり「力を抜く」という事に尽きると思います。

たとえば2,3と人差し指と中指を交互に動かす場合は、片方が動いている間はもう片方は力が抜けている必要があり、また弾いた瞬間にすぐに力を抜くことも求められます。

これが上手くできないと、特に長いトリルの場合は途中で指が強張ってしまい、動きが鈍くなり最終的には指が動かなくなります。

練習方法としては、まずはとにかくゆっくりと指を動かし、指をよく観察しながら、指を動かしては力を抜くという感覚を身に付けることが挙げられます。

ただ、今までピアノを教えてきた経験から、トリルだけが苦手、という方はまずいませんでした。

それもそのはずで、トリルが上手く弾けないという事は脱力に難があるということでもあり、たいていは他のテクニックの場合でも不必要に力が入りがちです。

なので、トリルだけでなく他のテクニックや根本的な指や腕、体の使い方を見直すことが、トリルの上達にも繋がるかと思っています。

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