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2024.08.14
譜読みと指使い
埼玉県川口市のピアノ教室、清水ピアノスクールの清水信守です♪
子どものためのピアノ教材には、指使いの番号が振ってあります。
やはり習い始めのうちは、なるべく指使いは守って弾いた方が良いです。
ピアノは左右合計10本の指を動かして弾きますが、指の本数に限りがある以上は、動かし方もある程度パターンが決まっています。
たとえば隣り合った音を続けて弾く際は、やはり指も1,2,3,4,5というように、隣り合った指を順に動かしていきますが、音がしばらく続いていく場合は、どこか適切なタイミングで親指をくぐらせる必要があります。
また音同士が離れている場合も、鍵盤の上にのっている指をそのまま下すのか、または指を拡げたり親指を移動させてアルペジオのように弾くのかは、音の並びの数や離れ具合によって決まります。
子ども用の教材には親切な事に、その場合の適切な指使いが事細かく振ってあります。
これらをしっかりと守って弾いていると、音の並びと指使いのパターンを頭と指で自然と覚えていき、その内に譜読みの際も自然に指が適切な指使いで動くようになります。
なので私はレッスンでは指使いを守るよう指導しますが、音と指使いの番号を一緒に見るのは、子ども達にとっては結構難しいことです。
私自身のレッスンでの経験から、これは音と指番号を一緒に見るという事に、小さい内から慣れてもらうのが王道だと思っています。
ではそのためにはどうすれば良いかと言うと、具体的な教材だと「トンプソン」と「ミクロコスモス」を併用するのがオススメです。
トンプソンもミクロコスモスも最初のうちは、10本の指を鍵盤上に置いたポジション内で弾くことができます。
そしてトンプソンは全部の音に指番号が振ってあるのに対して、ミクロコスモスは最初の音にしか振ってありません。
言い変えるとトンプソンは最初の音さえ分かれば、指番号だけ見ても弾けることになります。
これだと音符を見なくなる恐れがありますが、私自身はこれでも最初のうちは良いと考えています。
トンプソンで「指番号を見て弾く」という事に取り組んだのちに、ミクロコスモスで「音符をしっかりと見て弾く」という事を交互に繰り返していく内に、音符と指番号を一緒に見れるようになります。
私自身はこれを数多くの生徒に試してきましたが、今までほぼ全員が指番号と音を一緒に見れるようになりました。
もちろん取り組む際には色々とコツや注意すべきことがありますが、それらはレッスンでお伝えできたらと思っております♪
譜読みについてはこちらの記事にも書いています♪
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