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2024.08.01
指を速く動かす際の脱力について
埼玉県川口市のピアノ教室、清水ピアノスクールの清水信守です♪
指を速く動かそうとすると脱力ができず、固くなってしまう人は多いかと思います。
ですが生徒達、特に小学生くらいの子達の指の動きをよく観察してみると、速く動かす際に脱力が出来なくなる子は、ゆっくりの際に既にどこかしらに力が入ってしまってる場合がほとんどです。
これは各指の独立が不十分なために起こります。
指の独立というのは、動かしたい指だけを動かすことに他なりませんがこれが不十分だと、例えば人差し指を動かした際に他の親指とかにも力が入ってしまい、突っ張ってしまいがちです。
他にも指を動かそうとすると手首が固くなってしまったり、二の腕にも力が入ってしまったり、もっと酷いと鍵盤に手を乗せた段階で腕全体がガチガチに強張ってしまう方もいます。
さて、指の独立に関してですが、これは根気強く動かしたい指だけを動かそうとする努力を続けるしか、改善の方法はありません。
脳が電気信号を送りそれが神経を通り、各指を動かす筋肉に命令として作用しますが、ピアノを始めて間もない頃はその精度があまりよろしくなく、周辺の筋肉にも影響を及ぼすことがあるそうです。
ですが根気強く動かしたい指のみを動かそうとしていくと、電気信号の精度が高まりピンポイントで命令を出せるようになり、これが結果として指の独立に繋がります。
私はレッスンであまりにも指の独立が不十分な場合には、一旦ピアノから離れて手を太ももの上に手の平を上に向けた状態で置いてもらい、各指を動かすというトレーニングを指導しています。
この際ですが、まずはとにかくゆっくりと各指を動かしてもらいます。
こちらは非常に集中力が求められますが、これを根気強く行っていくとその内に動かしたい指だけを動かすという感覚が身に付いてきます。
私は今でもピアノに向かって無い時は、こちらのトレーニングを手の空いているときに行うようにしています。
動かしたい指を動かすという、指の独立が脱力に向けての第一歩だと思っています。
体験レッスンのお申し込みは、こちらより承っております♪