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2024.07.23
ゆっくり練習しても弾けない時は
埼玉県川口市のピアノ教室、清水ピアノスクールの清水信守です♪
言うまでもなく、ゆっくり練習はとても大切だと思います!
音の並びやリズムを徹底的に頭に入れるためにも、また指の動きを完璧に覚えるためにも、そして音を耳でも覚えるためにも、ゆっくり練習は曲の完成にとって欠かせないことだと思います。
ですが、たまに「ゆっくり練習をしてるのにテンポが上がると弾けなくなる」というご相談を受けます。
ゆっくり練習を地道に毎日しているのに、一向にインテンポでの曲の完成形が見えない、、というもどかしい思いをされている方は案外多いのでは?と思っております。
なにを隠そう、かつての私もそうでした笑
何十、何百回とゆっくり練習をしてもテンポを上げると弾けなくなる、、という事に大いに悩まされました。
私自身の経験からこれは「ゆっくり練習の際とテンポを上げた時で、体の使い方が異なる」という事が要因の一つとして挙げられるかと思います。
当たり前ですが体を固くしてゆっくり練習をして、そのままの体の具合でテンポを上げても決して速くは弾けません。
速いテンポで曲を弾くためには、程よく体の力を抜く必要がありますが、そのためにはゆっくり練習の段階から体の力を抜く必要があります。
またゆっくり練習の後にテンポを上げる際も急に上げるのではなく、少しづつ上げていった方が無難ですし、いきなりテンポを上げるのは体が固くなる要因の一つになりかねません。
少しづつテンポを上げるのが難しい場合は、メトロノームの力を借りるのも手だと思います。
私のオススメはゆっくり練習を体の力を抜いてピアニッシモで行う事です。
まずピアニッシモだと体の力を抜きやすいですし、そのまま音量を上げずに少しづつテンポを上げていきます。
そしてピアニッシモで体が固くなることなくインテンポで弾けたら、徐々に音量を上げていくと間違いがないです。
ゆっくり練習はとても大切ですが、体の使い方を間違えると無意味どころか、変な癖が固定化する恐れがあるため逆効果になりません。
日々のレッスンでは、効果的で上達に結びつくピアノの練習法も、しっかりとお伝えしています♪
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