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2024.07.17

「ピアノのためのソルフェージュ」について その2

 前回の続きです♪

まず従来の「リトミック」や「ソルフェージュ」はとても大切だと思います。

ですが、こればかりをやっていてもピアノの譜読みや初見能力は身に付きません。

そもそもピアノにおける譜読み能力とは何でしょうか?

これは多くのピアノ学習者やピアノの先生方も勘違いしている事で、私自身もフランスに行くまで同様だったのですが、音符を一音一音「ドレミ・・・」と読んでから指で「ドレミ」と弾くのは譜読みではないのです。

実は譜読みというのは、例えば「ドミソ」の和音を目にした瞬間に、指を「ドミソ」の上に置いて瞬時に弾くことに他なりません。

まず先ほどの一音一音読むやり方は、ピティナだとB級くらいの曲まではまだ何とかなりますが、C,D級辺りから厳しくなり、E級くらいだと時間がかかり過ぎて太刀打ちができなくなります。

偉そうな話で恐縮ですが、私達ピアニストはソロリサイタルのために、だいたい前後半合わせて90分程度の曲目を譜読みし練習します。

90分の曲目を仕上げるためには音を読むまでもなく、目にした瞬間に瞬時に弾くという能力が必要不可欠となります。

従来の「リトミック」や「ソルフェージュ」だと、メロディーを歌ったり、聴いて書きとったりが中心なので、ヴァイオリンや歌ならこれで良いのですが、ピアノの譜読み能力を上げるためにはプラスαとして「ピアノのソルフェージュ」にも取り組む必要があります。

教材を用いた具体的なレッスンに関しては、次回のブログにて書かせて頂きます♪

体験レッスンのお申し込みは、こちらにてお待ちしております♪

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